| たむぶん、おすすめ度: |
柳生十兵衛が室町に飛んでいくので、山田風太郎の室町物に分類されている作品。
「柳生忍法帖」、
「魔界転生」に継ぐ、柳生十兵衛三部作の最後。
江戸の柳生十兵衛と、室町の柳生十兵衛の話が平行して進む。どちらがどちらか分からなくなり、ごちゃごちゃした感じで、他の二作の方が良かった。盆の連休中にブツ切れで読んだからかも知れず、一気に読んでいたら感想が違っていたかも知れない。
学校で習った室町時代の知識はすっかりなくなってしまっていて、現在の自分の身にしっかりと着いているのは、アニメの一休さんで得た物だと言う事が分った。