たむぶん、おすすめ度:
魔女の宅急便の最終巻。これで完結。もう読めないと思うと寂しい。
キキは三十と数歳になり、双子の子供ニニとトトが十一歳、という所から話が始まる。
ハリーポッターのように派手な演出はないのに、じわーっとくる良さがあり、何にもないようなところで、急に目頭が熱くなって涙が出そうになる。こういう感じの小説を他に知らないかな、と考えてみたが、全然思いつかなかった。
派手さはないけど、深い味わいがある、という小説なので、合わないひとには、全然面白くないかも知れない。かなり大人向き。日本が海外に誇れる作品だと思う。星五つは全六作を通しての評価。