北方 謙三
Amazonランキング:113736位
Amazonおすすめ度:
良い。熱い。
全十九巻。長い。弟に薦められて、年始に読み始め、5/1に読み終った。長いのに、終盤になってくると、終ってしまうのが残念になってくる。
志を全うするのに、どこまで許されるか。山田風太郎
「幻灯辻馬車」も対にして読むと対比が面白い。僕は、幻灯辻馬車の方を支持する。
「水滸伝」に関しては、中学校の頃に読んだことはあったのだが、人が次々出てくるだけで、全然まとまりがなく、何の話かさっぱり分からず、読んだ時間だけ無駄にした、という記憶がある。
北方水滸伝は違う。
尚、文庫版で読む人に注意。何巻目かの巻末の解説に、結末についての極端なネタバレが書かれているらしいので。僕の場合、基本的に実話に基づく話と思ってたので、読み終えるまで、宋の時代の中国の歴史を見てしまわないように気をつけていたぐらいだった。