| たむぶん、おすすめ度: |
vvさん初期の作品。原題 "True Names"。
1ページ目からびっくりした。今から10年、20年前に書かれたと言うなら分かる。しかし、こんな発想の話が1982年に書かれたとは。まだ、インターネットも世に広まってないし、マッキントッシュすら出てない。SF作家の想像力凄い。
サイバーパンクの走りと言われているらしいが、ニューロマンサーみたいな分けわからなずつまらない話ではなく、ストーリーも分かりやすくて楽しめた。vvさんの話は、モーツアルトの曲のように作者の癖が分り易いので、もし、この話を作者を知らされずに読んだとしても、vvさんっぽいな、と感じると思う。