| たむぶん、おすすめ度: |
浄瑠璃とか常磐津の世界で芸術を極めようとして、自分を追い詰めていく主人公の話。藤田16さんに進められた。
娯楽性が皆無で、悲しくて重い。つまらないとは思わなかったが、好みの小説ではない。主人公に共感できないし、浄瑠璃とかは全部同じに聞こえるし。
「樅ノ木は残った」と同じように、読み始めたとき、登場人物がさっぱり分からなくなりそうな気がしたが、実際には心配するほどでは無かった。
このページで見つけた登場人物表をプリントアウトしてたおかげもある。「妻はくの一」にも出てくる松浦静山が脇役で登場する。