たむぶん、おすすめ度:
「あわてるな(Don't Panic)」, 「人生、宇宙、すべての答え」など、コンピューター関係の人の間では、かなり有名な文句を残したダグラス・アダムズの「銀河ヒッチハイクガイド」3部作の5作目の続編。ダグラス・アダムズが亡くなって、このオーエン・コルファーという作家が公式に引き継いだらしい。
「銀河ヒッチハイクガイド」は、20年ぐらい前に2作目「宇宙の果てのレストラン」までは読んだはず。3作目を読んだかは覚えてない。5作目まで出てたのは知らなかった。当時の記憶ではっきり覚えているのは、全然面白くなく、ひたすら眠かったことだけ。そして、作者が変っても、全然面白くなくて、ひたすら眠いのはしっかりと受け継がれている。
英語のダジャレを翻訳されても面白くない。海外の文化、神話や宗教をネタにされても笑えない。とにかくつまらん。電車で座って読んでると、いつの間にか船を漕いでいる。半分寝ながら読んでしまうので、後日続きを読む時、何ページも戻って読み直すことになる。★一つにするか迷ったが、下巻で少しストーリーらしくなるので辛うじて★二つ。
オリジナルの三部作(の内の二つ)以外にもこの眠さ、つまらなさには覚えがある。「指輪物語」、「結晶世界」、「ニューロマンサー」、「果てし無き流れの果てに」、「吾輩は猫である」などなど。そして、これらに共通するのは、なぜか多くの人達から支持されていること。私には何がいいか理解出来ないが、これらの話の幾つかが琴線に触れる人には、本作も面白いのかも知れない。