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ずっとほったらかしにしていた Fedora 10 を Fedora 11, Fedora 12 にヴァージョンアップしたところ、emacsが 23.1.1 になり、フォントがおかしくなってしまった。具体的には、"●"や"○"などの特定の記号の幅が狭くなっている。
IPAフォントを試してみたりしたが、今まで慣れていたフォントから変わって気持ち悪いし、それ以前に、半角英数字まで全角になってしまい話にならない。 色々、調べながら試してみて、最終的に .emacs の中に以下を書くのが一番満足いく結果になった。 (4/11付記。下のでは、最初に開いたウィンドウにしかフォント変更が適用されない) (create-fontset-from-fontset-spec 以下、上でやっていることの説明。 (create-fontset-from-fontset-spec で "fontset-16" という名前の仮想的なフォントセット(後述)を定義し、これを (set-frame-parameter nil 'font "fontset-16") によって使用するフォントとして設定している。尚、"fontset-16"の"16"の部分は何でもよくて、"fontset-tamubun"などでも良いが、"fontset"は変えてはいけない。"eekagen-tamubun"ではエラーになる。 フォントセットと言うのは独特の概念で、多言語の各種文字を、それぞれ、どういうフォントで表示するかをまとめたもの。極端にすれば、平仮名の中で、"あ"、"い"の二文字だけ大きなサイズで表示するフォントセットなども定義できる。上記の "-alias-fixed-medium-r-normal-*-16-*-*-*-c-*-fontset-16, の例では、以下4種類のキャラクタセットだけ特別扱い: ・JIS基本漢字(japanese-jisx0208)の表示に使用するフォント -alias-fixed-medium-r-normal-*-16-*-JISX0208.1983-0 ・半角カタカナ(katakana-jisx0201)の表示に使用するフォント -alias-fixed-medium-r-normal-*-16-*-JISX0201.1976-0 ・補助漢字(japanese-jisx0213-1, japanese-jisx0213-2)の表示に使用するフォント -alias-fixed-medium-r-normal-*-16-*-JISX0213.2000-1 で指定している。特別扱いされなかったキャラクタセットの表示に使われるフォントには、先頭行 -alias-fixed-medium-r-normal-*-16-*-*-*-c-*-fontset-16の末尾の "fontset-16" の部分をキャラクタセットに対応するレジストリに置き換えたフォントが選ばれる。例えば、ASCII文字(ISO8859-1)の表示には、 -alias-fixed-medium-r-normal-*-16-*-*-*-c-*-ISO8859-1が使われる。フォントがシステムにインストールされていないときには、デフォルトフォントセットが利用されるらしいが未確認。 これだけでも、まあまあ良い感じなのだが、"-" (全角文字のマイナス)が表示されなかったり、"●"(黒抜きの丸)などの記号がさざなみフォントで表示されたりする(ユニコードとJISコードの関係のせいと思うがよく分らない)ので、set-fontset-font を使って、問題のある文字の含まれている領域(ユニコードで0x2000 から 0x2fff)のフォントを追加で設定している。 補足 現在使用されているフォントの調べ方(多分ASCII文字用) M-: (frame-parameter nil 'font) 登録されているフォントセットのリスト M-x list-fontsets japanese-jisx0208 などに含まれるキャラクタのリスト M-x list-charset-chars japanese-jisx0208 などのキャラクタセットのキーワードの調べ方 M-x list-charset-chars して Tabキー 各文字に使われているフォントの確認法 調べたい文字にカーソルを合わせて M-: (font-at (point)) 各文字に使われている文字コードの確認法 調べたい文字にカーソルを合わせて M-: (char-after (point))
by bun_ysmc
| 2010-04-03 22:00
| コンピューター
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Comments(21)
試してみました。
C-x 5 2で新たなウィンドウを開くと、そっちはプロポーショナルフォントになってしまいました。不思議です。
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bun_ysmc at 2010-04-11 21:32
HATさん、
最後の行は間違いでした。set-frame-parameterでは、最初のウィンドウでしか適用されません。指摘して貰うまで気付きませんでした。 次ので、今渡こそうまく行くはずです。 (create-fontset-from-fontset-spec "-alias-fixed-medium-r-normal-*-16-*-*-*-c-*-fontset-16, japanese-jisx0208:-alias-fixed-medium-r-normal-*-16-*-JISX0208.1983-0, katakana-jisx0201:-alias-fixed-medium-r-normal-*-16-*-JISX0201.1976-0, japanese-jisx0213-1:-alias-fixed-medium-r-normal-*-16-*-JISX0213.2000-1, japanese-jisx0213-2:-alias-fixed-medium-r-normal-*-16-*-JISX0213.2000-2") (set-fontset-font "fontset-16" '(#x2000 . #x27ff ) "-alias-fixed-medium-r-normal-*-16-*-JISX0208.1983-0") (setq default-frame-alist (cons '(font . "fontset-16") default-frame-alist))
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bun_ysmc at 2010-04-12 21:45
いけましたか。良かった
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bun_ysmc at 2011-01-06 11:43
直ってますか。
恥ずかしながら、私はバージョンアップをサボっていてFedora12のままで、最近は yum での更新もなくなってしまってます。 でも、試しに、現在の環境(GNU Emacs 23.1.1 (i386-redhat-linux-gnu, GTK+ Version 2.18.9) of 2010-06-03 on xb-01.phx2.fedoraproject.org)ではどうなってるか、と試してみたところ、HATさんが書かれているのと同様にメニューからVLゴシックを選ぶだけでほとんど問題なく表示できるように直っていました。但し、全角のマイナスだけは、幅が狭くなってしまうみたいですが。
書き忘れてましたが、フォントのサイズを3の倍数にしないと全角/半角でズレます。Windowsでもありがちなので、TrueTypeの問題なのかもしれない。たぶん丸め誤差なんでしょうね。
その全角マイナスというのは、Shjft_JISコードの0x817Cでしょう。
Shift_JISからUnicodeへのマッピングはU+2212 (MINUS SIGN)になっており、半角のグリフになっていたとしても、それは正常です。 C-x RET r cp932 RET yes RET とやると、CP932として解釈されます。 CP932からUnicodeへのマッピングは、、U+FF0D (FULLWIDTH HYPHEN-MINUS)なので、確実に全角のグリフになります。
この問題が発生しやすい記号は6つ。
「—‖−¢£¬」 あと、ギリシャ文字やキリル文字も結構怪しいです。 「αβγ」 「джи」 更に、Windows用TrueTypeフォントで変なグリフになっているのは、 「〜」 です。
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bun_ysmc at 2011-01-07 21:45
HATさんに教わったページを見てみました。去年の四月に調べたことも、すっかり忘れてしまっていてかなり難しかったです。
「—‖−¢£¬」は、後半四つの幅が狭くなりました。教わったページに書かれてあるglibcの関係かな。そして、C-x RET r cp932 RET yes RET で確かにこれら六つの幅が全部揃いました。 ただ、この方法は、ファイルが Shift_JISコードで保存されてないと駄目なんですよね?他の文字コードのファイルでは、全部文字化けしてしまいました。
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bun_ysmc at 2011-01-07 21:45
結局、手っ取り早く「−」の幅を広くするには、最初の記事に書いた
(set-fontset-font "fontset-16" '(#x2000 . #x27ff ) "-alias-fixed-medium-r-normal-*-16-*-JISX0208.1983-0") が一番でしょうか?これだと、「£¬」の二つは狭いままです。0x2000から0x27ff の間に入ってない文字だからでしょうが、これらは使わないから私は気になりません。 補足 今回見つけた(再発見??)emacsのコマンド二つ 1. 調べたい文字にカーソルを合わせて C-x = 又は、C-u C-x = で、その文字の情報が色々分かります。 2. M-x describe-fontset で、fontset名を指定すると、unicodeの各領域の文字に使われるフォントが分かります。
「—‖−¢£¬」が半角/全角で揺らぐ原因は、JISでもsingle byte圏でも使う文字であり、どちらも同じコードにマッピングされていることにあります。だからフォントによって対応がまちまちです。
これを無理矢理解決するために、MicrosoftはCP932において別のコードにマッピングするという方法をとりました。 なお、Windows上のcygwin版emacsにおいて、フォントを「MS Gothic」に設定すると、Shift_JISとして読み込ませると 「—‖−¢£¬」がすべて半角として表示され、CP932として読み込ませると、「—‖−¢£¬」がすべて全角になります。 で、全角の方が好きだということであれば、仰るとおり、JIS用のフォントを使うことだと思います。JISなので当然全角です。
ごめんなさい。VL Gothicはダメです。「#」の横幅が少し広い。
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bun_ysmc at 2011-01-08 14:41
¢や£はなんでもいいのですが、−だけは全角になってほしいです。半角の幅を使いたければASCIIの-を使うので。
+はなんで免れたのでしょうね。−の方は、マイナスとしてでなく、ハイフンの意味にも使われるからかな。 私の環境では、VL Gothicで#の幅は大丈夫みたいです。14ポイントと16ポイントでしか確認してませんが。
Unicodeは「元規格で区別している文字は別々のコードポイントにマッピングする」という原則があり、これはよく機能します。
逆に、元規格で一つのコードポイントに2つ以上の文字を割当てている場合には混乱が生じます。
プラス記号については、Unicodeでは二つ定義されています。
U+002B # PLUS SIGN U+FF0B # FULLWIDTH PLUS SIGN 元祖ASCIIでは、 0x2B # PLUS SIGN と定義されており、上位規格Shift_JISやCP932ではこれに加えて、 0x817B # FULLWIDTH PLUS SIGN が定義されています。 よってこれらを区別するために、 0x2B U+002B # PLUS SIGN 0x817B U+FF0B # FULLWIDTH PLUS SIGN という風に別々にマッピングしています。後者はFULLWIDTHなので、等幅フォントでは全角になります。
ハイフン及びマイナスはUnicode少なくとも4つ定義されています。
U+002D HYPHEN-MINUS U+2010 HYPHEN U+2212 MINUS SIGN U+FF0D FULLWIDTH HYPHEN-MINUS となっています。 元祖ASCIIでは、 0x2D # HYPHEN-MINUS という風に、ハイフンとマイナスを同じコードに割り当てており、区別しません。これが諸悪の根源です。 上位規格Shift_JISではこれに加えて、 0x815D # HYPHEN 0x817C # MINUS SIGN という風に、別々に割り当てて区別できるようにしています。 従ってUnicodeでのマッピングは、 0x2D 0x002D # HYPHEN-MINUS 0x815D 0x2010 # HYPHEN 0x817C 0x2212 # MINUS SIGN になります。どれもFULLWIDTHと書かれていないので、全角にしなければならない理由はありません。 一方、CP932では、 0x815D #HYPHEN 0x817C #FULLWIDTH HYPHEN-MINUS という割り当てになっています。Unicodeでのマッピングは、 0x2D 0x002D #HYPHEN-MINUS 0x815D 0x2010 #HYPHEN 0x817C 0xFF0D #FULLWIDTH HYPHEN-MINUS です。FULLWIDTHになっている文字は全角で表示します。
結局、Unicodeには、「全角マイナス」と呼べる文字がありません。「全角ハイフンマイナス」と、単なる「マイナス」ならありますが。
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bun_ysmc at 2011-01-15 23:18
詳しい解説ありがとうございます。大分、混乱の背景の理屈が分かりました。
私としては、ハイフンとマイナスを同じ0x2Dに割り当てた、ということには違和感を感じません。どっちも、ただの棒線で違いがないので。漢字の「一」まで同じコードに割り当てられていたら嫌ですが。 諸悪の根源は、むしろ、のちにそれらをHYPHENとMINUS SIGNの二つに分けて区別したことのように感じました。ずっと一緒くたにしておいてくれたら、プラス記号と同じようにややこしくならなかったのに。
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