ヴァーナー・ヴィンジ
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たむぶん、おすすめ度:
作者を伏せられていても、プロローグを読むだけで、ヴァーナー・ヴィンジではないか、と思うぐらい、この作者らしい作品。
上下通しで二回続けて読んだ。それぐらい面白く、かつ、分かりにくい。誰が主人公で、誰が味方で、誰が敵か、何がストーリーのメインか、中々把握できない。それでも、面白いところが凄い。ある意味、山田風太郎っぽい。
誰にでも薦められる、という作品ではなく、かなり読む人を選ぶ。特に、コンピューターやネットワークで全く遊んだことが無く、googleって何、とか言う人には、何が面白いか分からないと思う。「ローカルに保存したデータ」とか言う言葉は、何の説明もなしに当たり前のように出てくる。SFも、ついにここまできたか。
最初から、XXの正体は、
あのお方ではないか、と予想しながら読んでいた。結論は書かない。