宮尾 登美子
Amazonランキング:12876位
Amazonおすすめ度:
たむぶん、おすすめ度:
江戸時代を背景にした小説は沢山読んだが、大奥に関する話は初めて。
何というか、イライラしっ続け。内容にイライラし、意味の分からない言葉や読めない漢字にイライラし、登場人物の大さにイライラし、長さにイライラし。
篤姫が大奥に入ったときには将軍家の風習に合わそうとしたのに対し、京から来た和宮の方は京のしきたりや言葉貫いた、というのは、そのまま、今の東京に下ってきた関西の人と地方人の違いに通じているように感じる。
そう感じるので、小説は篤姫側に立って書かれているのに、自分は宮の方に感情移入してしまい、余計に話に入り込みづらかった。
この作家は初めてだったが、当分はごめん。
女流作家フェアは本作で終了。